台湾最東端までのんびりバス旅行
九州と同じくらいの大きさの島である台湾島。
その最東端は台北から約70km離れていて、一見アクセスが悪そうです。
が、本数が短いながらも台北駅から直行バスが出ているため、バスの時間さえ合えば意外と簡単にアクセスできます。
今回は台湾最東端までのアクセス方法をご紹介します。
台湾最東端って何があるの
ぶっちゃけ娯楽的なものはほぼありません。
1軒だけ存在するカフェを除くと、おしゃれなお店や、インスタ映えするような派手なスポットはありません。
小さな漁村の集落と、小さな売店があるくらい。
けれど、台北の喧騒とは無縁ののどかな漁村と雄大な景色が広がっています。
アクセス方法
そもそも、台湾最東端のバス停を通る便は1日5本のみ。
現地を通るバスは台北駅発着の5本しかありません。
かつ、現地で観光仕様となると事実上1日2本しか選択肢はありません。
台北駅8時20分発と10時20分発のみ。
夕方にもバスはありますが、その後の移動経路を考慮するとあまり現実的ではないです。
また、台湾鉄道で福隆駅まで向かい、そこでレンタサイクルを借りるのが鉄板ですが、往復20km近くの距離となるため、日常的に自転車に乗りなれていない人はあまりおすすめしません。
1811臺北→羅東
https://www.taiwanbus.tw/information.aspx?Lang=Cht&Line=3025
1812臺北→南方澳
https://www.taiwanbus.tw/information.aspx?Lang=Cht&Line=408
チケットの買い方
台北駅もしくは桃園空港などの國光客運のターミナルにあるチケットブースや自動券売機で購入できます
特に自動券売機は日本語対応している上、便ごとの残席数が表示されるので、中国語のやり取りが必要なチケットブースではなく、自動券売機で購入するのが便利です。
最初に「日本語」を選び、
乗車バス停を「台北駅」
下車バス停を「馬崗」
人数を選択して
すると空席のある便が表示されます。
決済方法を選びましょう。
日本発行のクレジットカードも利用可能です。
クレジットカードを読み取り機に挿入すればチケットが発券されます。
バス乗り場
台北駅横の國光客運のバス乗り場から発着しています。
桃園空港に向かう際のリムジンバスが出ているターミナル。と言ったらわかりやすいと思います。
チケットは事前に買わなくてもEasy Cardで乗車できますが、週末は満席で乗り切れない場合も多々あります。
そのような時はチケットを購入済みの人が優先されるため、予めチケットを購入することをおすすめします。
バスの乗り方
バスのりばに向かうと歩道に行き先毎の待機列が書かれています。
バスが到着するまではチケット購入済、未購入関係なく並ぶため、「1811往羅東」と書かれた列に並んでください。
バスが到着すると運転手がチケット購済の人は乗車口に向かうよう呼びかけるので、チケットを提示しつつバスに乗車してください。
チケットに座席番号も書かれていますが、実際は自由席となります。
先着順で好きな席に座りましょう。
Easy Cardで乗車する際は、上記のチケット購入組が乗車してから乗り込みます。乗り込んだあとは、いつもどおりリーダーにタッチしてください。
が、週末の午前中の便は乗り切れない事が多いので、あまりおすすめしません。
実際、この日も台北駅で10人ほど乗りきれなかったうえ、途中のバス停でも計10人近くが乗車拒否となっていました。
バスの降り方
台北駅からこまめにバス停に停まり続け、1時間40分後なので、乗り過ごし要注意です。スマホの地図アプリを確認しつつ、的確に下車する必要があります。
が、最東端に近くなると乗客もかなり少なくなるため、近づいてきたら運転手さんに下車するバス停をアピールしておけば問題ないでしょう。
バス停に到着したら、Easy Cardで乗った人はいつもどおりリーダーにタッチするだけです。
チケットで乗車した人は下車時に半券が回収されます。
この半券がないと100TWD徴収される。と警告表示があるので失くさないように持っていてください。
(実際のところ、なくしても徴収されているシーンを見たことはありません。)
現地での探索
バス停を降りると特にこれといった施設は見当たりません。
あるのは山と雄大な海だけ。
バス停から少し先に進むと左に降りる道があります。
その途中に集落で数少ない売店があります。
飲料品中心の品揃えですが、必要であれば飲み物を確保しておきましょう。
キンキンに冷えた台湾ビールも売っているので、海を眺めながらビールでたそがれるのも可能です。
台湾駅から路線バス一本で来れるのどかな景色。
台北市内や周辺が飽きてきた。という人にぜひおすすめします。
後編(散策編)につづく
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