【ベトナム】フエ→【ラオス】サワンナケートを国際バスで移動する(2019年5月)

2019-06-13ベトナム, 海外ベトナム, ラオス, 交通

ベトナムの古都フエからラオスのサワンナケート(サバナケット)までを国際バスで移動した記録です。

事前に「フエ」→「サワンナケート」へのバスに関する情報を探したものの、ネット上では運行日、発車時刻はおろか、バス会社さえも確認できませんでした。
その為、乗車予定日の前日にバスターミナルに向かい、事前に発車時刻の確認とチケット購入を済ませました。

フエのバスターミナル所在地

ホテルでチケットを予約できるかも。と思いフロントで聞いたものの、残念ながら取扱はなし。
フエのバスターミナルは市街地から約2.5km離れた郊外に位置しているので、ホテルでレンタサイクルを借りて向かいます。

フエの街は平坦なのでママチャリでも余裕でバスターミナルに到着。

チケットの買い方

バスターミナルに入って辺りを見渡すと壁に路線情報を発見。
ベトナム語は話せないので、基本的に現地に行って足で探すというRPG的な行動が基本です。

行き先別の発車時刻と運賃

この看板によるとサワンナケート行きのバスは
・発車時刻は8:00
・運賃は30万VND(約1,400円)
という事が確認できました。

バスが運行している事が判ったら次はチケットの購入です。
近くを歩いていた人に聞きつつ、チケット売り場を探します。

教えてもらったチケット売り場に行くともぬけの殻…
本当にチケットが買えるのか不安になりましたが、確かに「サワンナケート」の文字が見えます。
これまた近くに人に聞きつつ、外で散歩していた係員を発見。

無事、明日の8:00発のサワンナケート行きのチケットを入手出来ました。

バイタクでバスターミナルに向かう

バスの発車時刻は8:00。市街地からは約2.5km。ホテルの朝食は7:00から。
ホテルで朝食を食べて、速攻出発すればぎりぎり間に合うはず…

そんな計算をして7:00にホテルの朝食会場へ。

フランスパンとベトナムコーヒーという非常にベトナムっぽい朝ごはんを堪能。
食べたら速攻ホテルをチェックアウト。バスターミナルに向かいます。

本当はGrabで向かうつもりだったものの、朝のピーク時だった為かアプリはビジー状態。
諦めてホテルから徒歩でバスターミナルに向かいます。

500mほど歩いた場所にバイタクがいたので値段交渉。
5万VND(約230円)と提示されたものの、交渉して1万VND(約47円)で交渉成立。
バイクの後部座席に乗って、速攻バスターミナルに到着。

バスが並んでいる中、サワンナケートの文字を探して右往左往。
無事、サワンナケート行きのバスを発見。

7:50頃にバスに乗り込めました。
発車まで10分あるので「バスの写真でも改めて撮ろうかな。」と思っていたら7:55にバスが発車。
時間にルーズなベトナムですが、まさか早発するとは…

ベトナム移動中の景色

バスに乗り込むと、5列目以降は荷物の山。
乗車定員、過積載…などの単語が頭をよぎりつつ、開いてる席に座ります。

事前情報によれば、フエを出たバスは日暮れ頃にサワンナケートに到着するそう。
このバスに丸一日乗ることになるのかと思いつつ、フエを出発しました。

走り出して15分も立たないうちにフエ郊外の道路で停車。

他の人が乗ってくるのかと思っていたら、芋っぽい作物を大量に積み込み始めました。
やたら乗客が少ないと思ったら、日本でも普及し始めている貨客混載バスだったようです。

結局20分以上停車して、写真に写っている赤い袋を全部積み込んでから出発となりました。

途中からは東南アジアらしくスコールが断続的に続きつつ、バスは徐々に平野を離れ、山道へと進んでいきます。

ベトナムで使っていたSIMがVietnamobileでしたが、街を離れるとLTEはおろか、3Gさえつかめなくなりました。
そう使えるとはGSMのみ。非常に低速でGoogle Mapsの読み込みや、Twitterさえままなりません。
という事で昼寝したり、外の景色をボケーと眺める。というバックパッカーらしい過ごし方をして時間を潰しました。

ラオバオ国境での手続き

出発して4時間後、12:10頃バスはベトナムとラオスの国境「Lao Bao Border」に到着しました。
出入国手続きが必要なので、乗客は全員下車して窓口に向かいます。

国境と言っても山奥の一本道のボーダー。
しかもベトナムとラオスではマイナーな国境。

空港や有名な国境のように混み合うこともなく、バスの乗客10名程度がのんびりと窓口に並びます。

ベトナムの出国手数料として1万VND(約47円)を払い出国スタンプをゲット。
ラオス側の入国手数料は不要でした。

出国と入国スタンプをゲットできたので、歩いて国境を超えます。
ちなみに、木の横にある柵が国境ライン。

国境警備隊がいるわけでもない国境をのんびりと超えてラオス入国。

バスの運転手さんと車掌さんも出入国手続きを終えてラオスに移動。
ラオス側で待機していた乗客が一斉に乗り込みます。

ラオス移動中の景色

ラオスに入っても景色はベトナム側と変わらず。
ただラオスに入ったらLTEと3Gが復活したので、Google Mapsで現在地確認や、Twitterが捗りましたw

国境から数百m進んだとこで速攻バスが停車。
運転手さんのランチタイムのようです。

国境まで来たと言っても、終点のサワンナケートまでは240km。
トイレ無しのバスで水分を取るのは不安すぎます。

という事で、ここでのランチタイムはパス。
ランチタイムを利用して周囲を散歩。

13時過ぎにバスは再びサワンナケート目指して走り出しました。

ラオバオ国境のラオス側。絵に描いたような田舎町

再び3時間ほど走り、16:20にバスが道端で停車。
運転手さんがバスを降りて売店に向かいました。

アナウンスは無いものの、再び休憩時間の模様。
売店…と言えるか怪しいですが、再び周囲を散歩。

20分ほどでバスは再び走り出しました。

サワンナケートのバスターミナル所在地

7:50にフエを出発して9時間30分後、17:20にサワンナケートにバスは到着。
フエからサワンナケートまでの400kmを無事走破出来ました。

フエと違って、サワンナケートのバスターミナルは市街地の外れにあり、徒歩でもアクセス可能な場所にあります。

バスの調子が悪くなることもなく、快調に走ってくれたおかげで日没前にサワンナケートバスターミナルに到着。
これならメコン川沿いのレストランで「メコン川に沈む夕陽」を見つつビアラオが楽しめそう。

という事で、メコン川を目指して速攻バスターミナルを離脱しました。

フエ→サワンナケート(サバナケット)の最新移動情報がなかったので、改めてまとめてみました。
いつか、誰かの役に立てば幸いですw